【現役パパが聞いてみた】フタリノ株式会社 代表清水さまに「コトバム」について聞いてみた。

〇簡単な自己紹介をお願いいたします。

フタリノ株式会社 代表の清水です。

ボーダーレスジャパンのメンバーで、ふうふのパートナーシップをテーマにしたメディアやサービスを運営しています。

〇夫婦のパートナーシップをテーマにした活動のきっかけはどのようなものですか?

結婚後しばらく不妊治療をしていて、なかなか授かれず、苦しい経験をしました。そうした中で、夫婦間の思いのすれ違いや、夫婦の問題を誰かに相談することの難しさを感じたことがきっかけです。家族とは何か、他者と共に生きるとはどういうことかを自問自答する中で、自分たちらしいあり方を模索してきました。

その過程で家族に関する色々な情報を探していると、女性向けの情報はたくさんあるのに、男性向けや、ふたりで一緒に向き合っていくのに必要な情報が少なく、情報のアンバランスさに違和感を持ちました。当時は今ほど「パートナー」という言葉も使われていなかったので、もっとフラットに、ふたりでこの先を考えるための情報があっても良いのではないかと思い、スタートしたのがフタリノのメディアです。

〇どのような活動をされているのですか?

これまではメディア的な側面が強かったのですが、昨年末から、夫婦それぞれに対してインタビューをして、写真には残せない思いを形に残す、ことばのアルバムサービス「コトバム」をスタートしています。

〇コトバムについて詳しく教えて頂けませんでしょうか?

コトバムは、プロの編集者がご夫婦別々にインタビューをして思いを引き出し、その内容を1冊の両開きの本にするサービスです。

結婚や妊娠・出産、記念日など、ご夫婦の節目やご家族の大切な記念にご利用いただいています。

最近はお子さんの1歳のお誕生日記念に、パパとママからの贈りものとしてご利用いただくケースが増えてきました。

命を授かった時のことや生まれた日のことを振り返ってみたり、

親になってどのような変化があったのか、改めてお互いに目を向けてみたり

大きくなったお子さんに今伝えたいことを伺ったりしています。

ご家族それぞれの大切な記憶に寄り添いながら、ことばを紡ぐお手伝いをさせていただくサービスです。

〇コトバムを手に取った方のリアクションはどのような感じですか?

第三者との対話を通して、自分と対話ができたり、恥ずかしさを超えてパートナーに感謝や愛情を伝えられる機会として、ご好評頂いております。

インタビューから本が出来上がるまでは完全に別々に進むので、手元に届いて初めて相手側のストーリーを読んで「こんなことを考えていたんだ⁉」といったサプライズもあったりします。

加えて、コトバムには1年後など未来へのメッセージをお預かりするサービスもございますので、それを楽しみにお待ちくださる方も多いです。

お子さんが成人された時や、ご結婚される時に渡したいとおっしゃってくださるご夫婦も多いので、将来の家族へにメッセージをお届けする役割も担っています。

〇現在活動について課題に感じていることはありますか?

弊社はパートナーシップをテーマに活動しておりますので、本当は男性も女性も関係なく情報を届けたり、ご参加いただけるような場づくりをしていきたいのですが、現状フォロワー様・利用者様の約8割が女性となっており、男性側のニーズに対する理解やそこに寄り添った配慮などは、まだまだ工夫の余地があると考えております。

そこで、今回子育て中のパパが多く参加するパパ育コミュさんにお声がけをさせて頂きました。ぜひパパ目線のアイデアやヒントなどを教えてもらえるとうれしいです。

私どもで出来ることがあれば微力ながらご協力させて頂きます。

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