パパ向けおすすめ書籍ランキングを作ろう【パパ育カレッジ】
2025年3月19日にパパ育カレッジを開催しました。
その内容をご紹介します。

イベント概要
日時:2025年3月19日 22:00~23:30
テーマ:パパ向けおすすめ書籍ランキングを作ろう
イベント内容:
1.おすすめ書籍紹介
参加者からパパにおすすめの書籍を紹介します。
紹介は一人3~5分程度でスライドなどは使用しませんので、準備なしで参加いただけます。
飛び入りでの書籍紹介も大歓迎です。
2.ランキングを作ろう
紹介された本の中で読んでみたい/お勧めしたい書籍を投票して、パパ向けお勧め書籍ランキングを作ります。
※当日は参加者が少なかったので、ランキングは作りませんでした。
こんな方にお勧めです
・これからお子さんが生まれる方
・子どもとの関わりや夫婦関係に悩まれている方
・本を読むのが好きな方
レポート
事前アンケートやイベントの中で紹介された書籍をご紹介します。
子育てに関する書籍
まずは子育てに関する書籍をご紹介します。
父親の科学 見直される男親の子育て
◆概要
これまで見過ごされがちだった「父親」の役割、父親とは何かについて、人類学や動物の生態、遺伝子、
社会学など様々な最新の科学の知見から論じている本です。
◆おすすめポイント
役割としての自分なりの父親像を見つめ直すきっかけになったと同時に、
「父親」という存在を学際的に探求していて読み物としても面白いです。
狩猟採集社会でも、肉を焼くのは父親の役目だそうで、BBQ好きは本能なんだと思いました(笑)
ポール レイバーン (著)
セキュアベースリーダーシップ -〈思いやり〉と〈挑戦〉で限界を超えさせる-
◆概要
セキュアベースリーダーシップとは相手が安心できる状態を作り、チャレンジできるように促すことです。
セキュアベース(安全地帯)になるための心構えや行動例を紹介しているビジネス書です。
◆おすすめポイント
書籍は上司と部下を念頭にしていますが、親子でも全く同じです。
セキュアベースリーダーは理想の父親像だと思いました。
子どものセキュアベースになれるように、
安心できる存在になる(無条件で受け入れる)こと、
挑戦を後押しする(信じて見守る)ことを大切にしようと思いました。
ジョージ・コーリーザー (著), スーザン・ゴールズワージー (著), ダンカン・クーム (著)
子どもへのまなざし
◆概要
児童精神科医による、子どもに向き合う姿勢について書かれた本です。
乳幼児期に子どもに対して無条件の愛をもって接することの大切さがわかります。
◆おすすめポイント
How toではなく「軸」が書いてあります。著書は児童精神科医で男性の方です。
実験研究結果が随所にあるのと、専門的なことは噛み砕いて綴られていて読みやすいのでおススメします。
ただ長いので、絶賛育児中のパパにとってはなかなか読む時間が…(汗)
最後の「お母さん、お父さんへ」のパートを読むだけでも興味深いかもしれません。続編には発達障害の巻もあり。
佐々木 正美(著)
おうち性教育はじめます -一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方-
◆概要
親子で性教育の話をしていこうという本です。
包括的性教育という世界標準の性教育についてフクチマミさんの漫画で分かりやすく解説しています。
他者を大切にするために、まずは自分を大切にすることを教えていきます。
◆おすすめポイント
学校で習った性教育とは全然違い、性教育のイメージが180度変わりました。
親子の信頼関係の構築や子どもの自己肯定感を高めることにもつながります。
父親だからこそ知っておくべきことも紹介されており、性教育に対して前向きにとらえられるようになりました。
フクチ マミ (著), 村瀬 幸浩 (著)
いちばんはじまりの本 赤ちゃんをむかえる前から読む発達のレシピ
◆概要
妊娠から学童までの子が対象の実用書です。
子供へのマッサージや発達について書いてあります。
◆おすすめポイント
発育チェックポイントがすごく勉強になります。
特に巻末についているマッサージがすごくよい!
例えば、はいはいが出来るようになるにはこのマッサージで体を緩ませてとか。
毎日こつこつこのマッサージしていたら、体が柔らかくなって今まで出来なかったことが出来るようになりました。
大村 祥恵 (著), 町村 純子 (著), NPO法人はびりす (著)
パートナーシップに関する書籍
父親であるとともに、夫でもあります。
子どもが生まれてから夫婦関係も変わってきますので、パートナーシップに関する書籍もご紹介します。
妻のトリセツ
◆概要
人工知能の研究者が、人間らしさを研究する中で見つけた女性脳と男性脳の違いを解説してくれます。
「こんな時女性はこう考えていて、こうして欲しい」と紹介してくれるのでわかりやすいです。
◆おすすめポイント
もはやパパ達のバイブルではないでしょうか?(笑)
パパ育コミュのオープンチャットでも頻繁に紹介されています。
女性だから、男性だからと決めつけるのはよくないですが、
自分にはない考え方に、「そんな風に考えていたんだ」の連続です。
(同著者の)「夫のトリセツ」と一緒に夫婦で読みながら、
「これは本当に書いてある通り」「この考えは私は違うな」と話し合うことで、相互理解が進んで喧嘩が減りました。
黒川 伊保子 (著)
相手は変えられない ならば自分が変わればいい -マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係-
◆概要
ACTという心理療法の本です。
人間はネガティブなことを本能的に考えるようにできており、だからこそ生存できてきました。
それを踏まえた上で、パートナーとの人間関係について書かれた書籍です。(三部作の第二部)
◆おすすめポイント
パートナーとの人間関係について、相手は変えられない。
変わるのは自分だけ。
・関係を悪化させる行動をいかにやめるか
・自分の価値を明確にして行動することで理想のパートナーになろうとうする
・コントロールできないストレスをいかに受け入れるか
・どうしても逃げられない苦痛やストレスに対する思考の扱い方
ラス・ハリス (著)
一汁一菜でよいという提案
◆概要
日々の食事はご飯と具だくさんの味噌汁、あれば漬物。
これでいいんだという内容です。
◆おすすめポイント
いかに多くの主婦が「美味しいものを作らなければいけない」という呪縛に苛まれているか。
その気持ちを楽にさせる本です。
育休中に食事作りを担当し、毎日の食事を作る大変さを痛感しました。
これを知っているか知らないかでパートナーとのコミュニケーションも変わってきます。
土井 善晴 (著)
まとめ
パパ育コミュでは過去にもパパ向け書籍の紹介をしてきましたが、参加者が変われば違った視点があり興味深かったです。
今後も書籍の紹介イベントは開催していきたいと思います。是非ご参加ください。
パパ育コミュで過去に紹介した書籍は以下をご覧ください。
【読書サークル】パパ必読!!育児・家事おすすめ本!!(2023年5月定例会)|【公式】パパ育コミュ🍥
【読書サークル】おすすめ本の紹介|【公式】パパ育コミュ🍥
パパ育カレッジとは
現役のパパママで得意なことを教え合ったり、気になることをディスカッションしながら、お互いに学び合う”育自”の場を提供していきます。
扱うテーマもパパ育コミュのメンバーから募集しています。
どなたでもご参加いただけますので、ご興味あるテーマにはお気軽にご参加ください。