【パパ育カレッジ】今のままで3年後・10年後の理想は叶う?“後悔しない”キャリア設計セミナー・報告レポート

こんにちは!パパ育コミュのにったんです!

2026年10月3日、「パパ育カレッジ」の一回として、「今のままで3年後・10年後の理想は叶う? ”後悔しない”キャリア設計セミナー」を、テックビズの伊藤様とコラボ開催をいたしました。テーマは、子育て中のエンジニアが、自分のキャリアを自分で選べるようになるための考え方です。報告として、学んだことを整理します。

※セミナーの様子は、パパ育チャンネルでアーカイブ配信されています。

セミナーのゴール

このセミナーのゴールは、「自分でキャリアを選べるようになること」でした。その場で転職を決める話ではありません。今後の判断材料を増やし、「今の働き方を続けるか、外に出るか」を冷静に比べられるようになることが目的です。

家族との時間と収入のジレンマ

話の出発点は、子育て中のエンジニアがよく感じる悩みでした。「家族との時間を取りたいけれど、収入も増やしたい」という葛藤です。講師は、この悩みを解決するには、スキルアップだけでなく「働き方」を知り、必要なら変えることも同じくらい大切だと語りました。

4つの働き方を比べる

講師は、エンジニアの代表的な4つの働き方を、同じ軸で比べて説明しました。

  • 自社サービスを持つ企業(事業会社):長期的にサービスの成長に関われます。研修や福利厚生が手厚い傾向があり、働く場所や時間の自由度も比較的高いとされています。
  • システム開発を請け負う企業(大手SIer):要件定義や設計など、上流工程を経験できます。収入や雇用の安定性が高い一方、実装はパートナー企業に任せることが多く、手を動かす場面は少なめです。
  • エンジニアを派遣する企業(SES):未経験者が技術を身につけやすく、いろいろな現場を経験できます。ただし、案件を自分で選べないことが多く、収入が伸びにくい面もあります。講師は、ある程度スキルがついたら働き方を変えることを勧めていました。
  • フリーランス:案件を自分で選べ、収入も上がりやすいのが特徴です。働く場所や時間も、スキル次第で自由度が高まります。

講師は、どの働き方にも特徴があるので、自分のキャリアプランに合うものを知ることが大事だと強調していました。

3つの事例

事例は、個人が特定されない形で紹介されました。

  1. SESからフリーランスへ:年収は420万円から800万円台へ増えました。スキルが高く、東京本社のフルリモート案件を受注できたことが理由です。地方に住みながら、都市部の案件に関わる働き方が実現しています。
  2. SESから大手SIerの子会社へ:仕事への不満をきっかけに、「まずは求人を見てみよう」と始めた転職です。結果として、年収と福利厚生が向上し、上流工程に関われるようになりました。
  3. 外資系IT企業で、転職せず残留:周囲の年収の高さを見て転職を考えました。しかし、外の世界を調べた結果、今の環境でも十分に満たされていると気づき、残る選択をしました。「調べたうえで残る」ことも、立派な答えだという話でした。

実際にやったワーク

セミナーでは、次の3ステップで「現在地」と「ゴール」を書き出しました。

  1. 案件の棚卸し:どの業界、どんなシステムに関わったのか。どの役割だったのか。
  2. 担当工程の整理:要件定義、設計、開発、テスト、運用のどこを担当してきたか。アジャイルでドキュメントを残していなくても、頭の中で設計していれば設計工程に含めてよいとされました。
  3. 開発環境の整理:使ってきた言語、フレームワーク、データベース、クラウド、ツール、AIなどを書き出します。

そのうえで、「3年後にどうなっていたら最高か」を、働き方、役割、収入、家族との時間の面から具体的に書きました。最後に、「今の会社に居続けて、この理想は届くか」を率直に考えます。講師は、3年後や10年後の自分は、3歳や10歳上の先輩に近い姿になることが多いと話していました。目指す姿に近い先輩がいるなら、今の会社で道筋が描けるかもしれません。描けないなら、外の求人を見ることがきっかけになります。

参加者の気づき

ワーク後の話し合いでは、いくつかの気づきが共有されました。

  • マネジメントの役割を求められると、残業が増え、家族との時間が減りやすい。自分はスペシャリストとして手を動かす働き方の方が合っている、という声がありました。
  • 出社回帰の流れの中で、リモートの頻度を重視する人は、働き方を見直すきっかけになっているようでした。
  • 会社の人手不足は、単に人を増やせばよいわけではなく、会社の文化や評判とも関係している、という視点も出ました。

まとめ:キャリアの健康診断

講師のまとめは、「1社にいれば安泰という時代ではない」ということでした。AIなどの新しい技術を素早く吸収する力と、顧客との折衝やチームでの連携といった、人にしかできない力が、これから選ばれる人材の条件になっていきます。

そこで提案されたのが、毎年「キャリアの健康診断」をすることです。自分のスキルを確認し、周りの求人の状況を見る。この習慣を続けることで、いざというときに慌てずに済みます。

最後に

セミナーでは、個別相談の案内もありました。アンケートや公式LINEから希望を伝えると、スキルを踏まえた案件の紹介なども受けられるそうです。キャリアに迷っている方は、一度自分の「現在地」を書き出してみると、次の一歩が見えてくるかもしれません。

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この記事を書いた人

にったん